業界の常識、一般の非常識

業界の常識、一般の非常識 マーケティング
業界の常識、一般の非常識
 
長く商売をやっていると、どうしてもその業界にドップリと浸かってしまい頭がコリ固まってしまいます。その商売の業界内の常識が世の中の常識だと勘違いをしてしまっている人が多くいるのではないでしょうか。商売はいくつもあるので、その業界での常識というのはいくつもあるのだと思います。私は建築やリフォームなので、あなたの商売の常識は非常識だと受け取っています。これが商売にどのように影響があるのか少しお話しします。
 

業界の常識が一般の常識と勘違い

1.職人さんを何人も雇っている?

私の商売は建築業界になります。建築業界の組織構造は大まかに言って、どこも同じ構造をしています。どういうことかというと何十億、何百億とやっている大きな会社と私がやっている個人のリフォーム店は、大工さんや電気屋さん設備屋さん基礎屋さん板金屋さんなどなど、職人さんを抱えているわけではありません。その都度、請負契約をさせてもらって仕事を依頼しています。これは個人でも法人でも大手でも仕組みは一緒です。でも、一般のお客さまからいうと、何人も従業員を抱えているように思われる方が多々いらっしゃいます。余計なお金を払いたくないと考えているお客さまが職人に直接頼むというイメージを強く持っていらっしゃる方がいるのです。そういうお客さまに、こういうお話をするとすごく残念がり、相談を断られることもあります。どこも同じなんですが、、、。
 

2.入金方法

工事などを契約した時に建設会社は新築の場合、契約時に3割、上棟時に3割、完了後に4割というような入金方法の慣例があります。でも、お客さまはそんなことは一切知りません。依頼をした建設会社が例えば、うちの会社は契約時に5割、完了後に5割というように話しておけばお客さまはそういうものだということで認識します。新築工事で5割というと何千万という金額になるので、そこはまた別の話になります。でも、私がやっているリフォームでいうと300万円の工事を契約する場合、私たち業界内の人たちはこのぐらいの金額であれば完了後に請求するものと思っているのです。お客さまにしてみれば、それは建設業界の人がそう思っているだけでなんです。
 

業界の常識を破ることでビジネスが変わる

前項でお金の支払い方法について業界の常識の話をしました。世間一般に目をやると前払いしている業種がかなりあることに気がつきます。塾とかジムとか飲食店でも代金など前払いでもらっている 業種があります。他にも回数券などを販売している業種なども結果的に前払いになっています。そんなことを考えていると私のやっている業種でも前払いとはいかないかもしれませんが、契約時に何割かの入金をもらうルールにすることは可能だと考えるようになりました。こういうルールを設けることで少額工事以外は契約時に何割かを入金してもらうように、お客さまに会った時に渡す資料に前提条件ということで記入するようになりました。
 

業界の常識から脱却する

私がやっているリフォーム店のルールをお客さまに承知してもらうことにしたのです。このルールをのめないというお客さまは私に頼まなければいいだけ、その判断材料としての資料を初めて訪問した時にお渡しするようにしました。そうすることでその資料を読んでくれているお客さまは、その事に関して承知して打ち合わせをしています。なので、契約時に何割かの請求書を出すと、何の障害もなく承諾してくれます。中には資料を読まずにいる人もいますが、その資料を出してここに書いてありますという話をするとあそうなのねということで、きちんとうちの会社の言った通りにお金を用意してくれます。
 

最後に

その他にもブログでは書きませんが、建築業界の常識でお客さまの非常識に当たるものというのはたくさんあります。それをどのようにして自分のビジネスに有利なように持っていくかで、ビジネスのしやすさというのが変わってきます。常に考えることが必要で、考えないという選択をしているとあなたの商売はどんどん衰退していきます。そうなってしまわないように常日頃から業界の常識について考え続ける行動はした方がいいでしょう。
 
 
 

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