1つの広告で1つの商品では不安ですか

1つの広告で1つの商品では不安ですか マーケティング
1つの広告で1つの商品では不安ですか
 
昨日は個人事業主の方はこんな広告を作ってくださいということで、私が出している広告をお見せしました。昨日はチラシでしたが、この内容でいろいろな媒体に応用できます。ちょっと、話がずれましたが、今日は、1つの広告で1つの商品では不安だと思うあなたへお話ししたいと思います。
 

メニュー表のような広告では情報不足

どうせ広告するなら投網のように広げてたくさんのお客様を捕まえようとしたいのは人間のサガですのでよくわかります。わかりますが、広げてしまうと逆に制限のある広告(特に紙媒体など)では商品についての情報量が少なくなってしまいます。それによって、商品名(写真やイラストなど)と価格とちょっとした説明文しか掲載でないということがおきます。これは、現実に折込みされている広告ではそうなっています。これだけの情報だとお客様はその与えられた情報でしか判断ができません。与えられた情報は商品名と価格と説明文くらいです。お客様は何を見て購入の判断をしますか。見るものは価格ぐらいです。価格を見て思うのは高いのか安いのかということになります。そうなると価格の比較が始まります。そうすると、価格競争に陥ってしまいます。これは、資本力のある大企業がとる戦略であって、個人事業主がとる戦略では決してありません。ご注意ください。
 

1つの商品に絞って、「欲しい」と言わせる

1つの広告で1つの商品に絞ると結構スペースがあると思います。思いますが、1つの商品を深く細かく伝えてた方がお客様にとっては親切なことです。広告を隅から隅まで見てもらって、問い合わせの電話をもらった時には、「これ欲しい」と言ってもらえるくらいの十分な情報を広告に掲載しておくことです。「優秀なマーケティングはセールスを不要にする」という言葉がありますが、それを体現するような広告にするのがベストです。
広告1枚でこれが欲しいですと言わせる広告を作るには逆に1つの広告に1つの商品にしないとスペースが足りないですし、いくつも商品を載せてしまうと全てが分散してしまって購入まで至りません。
 

1つの商品に絞ってもお客様は勝手に関連付ける

1つの広告に1つの商品を絞って掲載していてもお客様はその1つの商品から想像してその商品以外のものを必要とすることもあります。そうすると、「こんな商品はないの」という問い合わせもあります。また、広告の商品が欲しいと来店してくるがよくよくお客様の話を聞いてみると欲しいものは実は違うものだったりもします。1つの商品に絞ったとしてもその周辺の商品をお客様が勝手に連想して、それを欲って問い合わせや来店してきます。どういうことかイメージしにくいかもしれませんね。
例えば、私がやっているリフォームですが、雨樋取替えの広告をすると、当然雨樋取替えの見積依頼が来ますが、それとは、直接関係ないですがお客様から雪止めとか塗装とかも連絡が来ます。これって、お客様が広告の雨樋というキーワードを見て、勝手に連想してくれるんです。キーワードと自分の困っていることを結び付けてくれるんです。逆にリフォーム工事でメニューのような広告になると、たくさんのリフォーム工事がメニューのように掲載されていますが、そこに載っているもの以外はダメと考えてしまうようです。詳しくはわかりませんが(笑)それとこれが重要なんですが、それはまたの機会にします。
スーパーやドラックストアなどの小売りに関しては、こういうことはないのかもしれませんが、来店すれば1つの商品だけを購入して帰るお客様ってあまりいませんよね。目的の商品と来店した時にお客様がその時に必要なものを買っているはずです。これと同じことなんです。
 

最後に

たまに、広告で表面のみのものがありますが、これはナンセンスです。裏面を印刷しない方が若干安いのかもしれませんが、そんなものは微々たるものです。広告を出すという点で、もう予算をかけているのですから、そこでケチるくらいなら発想を変えてください。経費が掛かるなら両面を印刷して先ほど少しお話した通り、両面を使ってその商品とあなたのことをすべてその広告に記載してください。そうした方が購入判断をするうえで情報量が多くなるので有効に経費を使えると思います。
 
今までと同じ行動をして違う結果は出ません。
あなたは売上げを上げるために何を変えますか?

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