お客さまにしたくない客を決める

お客さまにしたくない客を決める マーケティング
お客さまにしたくない客を決める
 
昨日の後半部分で嫌な客は、集めてから切れという話をしました。あなたはいままで来たお客さまはすべて対応して出来る限りリピートしてもらおうと考えていたはずです。それは嫌だと思ったお客でもストレスを感じたお客でもです。毎回毎回値切るお客でも来ないよりはましと思って対応されていたことでしょう。それがお店からあふれるくらいのお客さまが集まったらどうでしょうか。そんなストレスを感じるようなお客はお客さまとして対応しなくても良くないですか。たくさん集まっているんですから、、、。いままではお客さまがうまく集まらなかったのでどんなお客さまでも売上げを上げるために対応してきましたが、すべてのお客をお客さまにしなくてもいいと思うと気分的にも楽になります。今日はあなたがお客さまにしたくないお客についてお話しします。
 

お客さまにしたくない客を明確にする

嫌な客やストレスを感じる客ってどんな客ですか?集客がある程度成功してお客さまがたくさん集まれば余裕が出てきて嫌な客などの対応をしなくても良くなります。でも、どんなお客さまが対応したくないお客なんでしょうか。それが明確に定義されていなければその場その場の感情などで取捨選択をすることになります。そうなると思わぬ失敗を招くこともあります。お客さまの取捨選択をする場合は、どんなお客さまを切るのかを明確に定義付けする必要があります。定義付けには特段にルールはありません。ありませんが必ず視覚的に見えるように文書化をしてください。自分の中で思っているでは明確にはなっていません。それにスタッフがいるのであれば、スタッフと一緒に打ち合わせして切るお客はどんなお客なのかを話し合うこともいいでしょう。
 

良いお客さまの条件は何ですか

前の項で切るお客を明確に文書化しなさいと話しましたが、その反対に良いお客さまの条件についても明確にしておくといいです。あなたのお店での優良顧客の特徴を洗い出して、その共通点を探します。それを良いお客さまはこういう特徴があるということで明確にして文書化しておきます。こうしておくと初回来店時でのお客さまとの会話の中でこの特徴が少しでもあったら優良顧客候補が明らかになります。こういうことが早い段階でわかっておくとあなたのそのお客さまへの対応が違ってくると思います。
 

考え方は人それぞれですが、、、

いままで、切るお客とか良いお客とか話してきましたが、中には違和感というか受け入れられない方もいらっしゃると思います。でも、あえて言いますね。あなたはお客さまの奴隷ではありません。あなたの好きなお客さまやあなたが尽くしたいお客さまだけをあなたのお客さまにする選択権はあなたにあります。お客さまは神様ではありません。お客さまはあなたを選ぶこともできますが、あなたもお客さまを選ぶべきです。誰でもウェルカムではなく、こんなお客さましか対応しないというお店があってもいいんではないでしょうか。
 

最後に

私の知っている方でお店の前にこんな方は入店しないでくださと張り紙をしている方がいます。これは、事前にお店のお客さまではない人の特徴をリストアップしています。それを見て入店した人はお客さまで、それを見て去っていった人はお客さまではないんです。これでは、お店やっていけないでしょと思うかもしれませんが、残念ながらそのお店は行列ができています。飲食店なんですが、、、
 
あなたはやる前に諦めますか?
やってから判断しますか?
それはあなたが決めることです。

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