お客さまにすべき人とそうでない人

お客さまにすべき人とそうでない人 マインドセット
お客さまにすべき人とそうでない人
 
以前の私はお客さまから依頼があれば、どんなお客さまでも対応をしていました。生活保護を受けていた人も相手にしていましたし、お金が明らかにない人からの依頼でも、お客さまとして対応をしていました。ところがそういう方を相手にしているとどんどん私の方も疲弊していき、とても金銭的にきつい時期がありました。あることがきっかけに、そのようなお客さまの対応をしないよう決めました。それまでは、先に書いたように全てのお客さまを平等に同じ扱いをしていました。それがその時の自分の状態を作っていたのが分かったのはその後からでした。 私がお客さまにすべき人とそうでない人の区別をするようになってようやく商売をしていると実感できるようになりました。
 

価格が最優先のお客

どんな業界にでも商品の価格が最優先のお客さまっていると思います。私も商品が同じものであれば価格が安いところを当然選びます。私の業界の建設業においてもお客さまが複数社から工事の見積もりをとって安いところを選ぼうとしている人がいます。それ自体は悪いことではありません。ですが、その相見積もりの意味がねじ曲がって消費者に伝わってしまい。工事内容や業者の対応など関係なしに見積書の表紙にある価格だけみて判断してしまっています。その結果、見積価格が一番安い所を選んでいるんです。商品が同じものであれば安いところから購入することは分かります。内容が違うものでも価格優先で選ぶというところに落とし穴があります。そんなことはお構いなしに価格が最優先のお客は価格しか見ていません。他にどういうことを見るのか知らないということもあります。私たちのような個人事業主には価格優先のお客さまだけを相手にしていたのではお店の継続もままならなくなります。
 

あなたの商品を扱うところは他にもある

あなたのお店には同じ商品を扱っているライバル店が存在していますか。そのライバル店はあなたより大きなお店でしょうか。小さなお店でしょうか。そんなことは関係ないんですが、価格優先のお客さまが来店した場合、そのお客さまはライバル店にお任せしてはいかがでしょうか。先ほども言いましたが価格優先のお客さまだけを相手にしていたのでは、あなたのお店はいずれは立ち行かなくなってしまいます。そうなる前に決断した方がいいかもしれません。
 

価値を感じてくれる人をお客さまにする

そして価格優先ではなくて商品の価値やあなたに価値を感じてくれる人をあなたのお客さまにすることをおススメします。こういうお客さまは必ずいらっしゃいます。こういうお客さまを来店させるために集客をする方法もあります。現在、私も私や私の提供する商品に価値を感じてくれそうなお客さまを広告で集めています。まだ精度が良くないので、たまに価格優先のお客も混じることがあります。ほとんどの方は価値優先または困りごと解消すると言う目的を持って私の所に連絡をくれます。こういう選択方法もあるので、あなたも価格優先のお客さまを相手にするのではなくて、価値優先のお客さまを集めるようにしてみたらいかがでしょうか。
 

お友達価格?

ここでちょっと話がそれます。あなたはお友達価格という言葉を聞いたことがありますか。コレってどう思いますか。以前の私は友達のために私が扱っている商品を安く提供することだと思っていました。相手の友達と言っている人もその解釈だと思っていました。でも、ある方から言われたことで考え方が変わりました。「お友達価格にしてヨ」と言っている相手はあなたのことを友達だと言っているのです。でも、友達であればあなたの商売を応援してくれるはずですよね。であれば、値切るのではなくて定価で購入するか。定価以上で購入してくれて、あなたのお店の売上げに貢献してくれる人が友達ではないのでしょうか。お友達価格では利益は確実に少なくなりますし、お友達しか来店しなければあなたのお店は何れは潰れてしまいます。それって友達がすることでしょうか。そんなことをいう人はたぶん友達ではありません。それに値切るのであれば全然関係ないお店に入って、値切った方が値切りやすくないでしょうか。という考えに私は変わりました。なので、お友達価格でとか言ってくる知り合いの人の仕事は一切していません。それにそう言ってくる知り合いの人は友達ではないと思っています。当然友達から商品を購入する時は一切値切っていません。これって考え方変ですかね(笑)
 

結局お客さまを選ぶ

少し話がズレてしまいましたが、商売をやる上でお客さまを売り手側も選んでいくしか、良好な形でお店を続けていくことはできません。よく人を幸せにしたいとか言っている方もいますが、自分が幸せでないのに他人を幸せにすることはできません。まずは自分のお店が金銭的に余裕が出てこないと周りに目がいかないと思います。自分のお店やスタッフ・家族が金銭的に余裕でないのにお客さまだけを喜ばせるというのは、どこか違うと思います。まずは自分の一番近い存在である家族やスタッフを喜ばせないとお客さまも喜んでくれないと私は思っています。なので、お客さまはあなたが選ぶべきです。こういう考えを持っていないライバルのお店が、あなたが選ばなかったお客をお客さまとして扱っていますので、切ったお客さまの心配をする必要は全然ありません。なので安心していいお客さまを選んで優良顧客にして行ってください。
 
 
今までと同じ行動をして違う結果は出ません。
あなたは売上げを上げるために何を変えますか?

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