マーケット・メッセージ・メディアを理解する

マーケット・メッセージ・メディアを理解する マーケティング
マーケット・メッセージ・メディアを理解する
 
DRMに不可欠な構成要素について昨日は話をしました。今日はその構成要素であるマーケット・メッセージ・メディアについてもう少し詳しくお話したいと思います。どうして、詳しく話すかというとこの構成要素が一番の基本でありここを正確に理解しておかないとその後何をやっても的外れになってしまうからです。それは、昨日の例を見てもお分かりいただけると思います。
 

マーケット

マーケットとは何でしょうか?あなたはわかりますか?マーケットとは、「誰か」の問題とか悩みとか欲求とか困っていることです。では、あなたにとっての「誰か」とは誰のことを指しますか?反応してもらいたい相手は「誰」ですか?残念なことに、多くの人はターゲットとしている相手を正確かつ明瞭に説明することができません。
 
これは、目的地も決めないで、車を運転するようなものです。あなたのそのドライブは行き当たりばったりのものになってしまいます。
 
この「誰」はとても重要になってきます。いったい、自分が「誰」の反応を得たいのか分かれば、その相手だけに響くメッセージ、そしてメディアはたいてい、簡単に見つかってしまいます。もし、あなたが「相手は誰でもいい」と漠然と考えているのなら、「あらゆる人々が相手」という状態から、できるだけ早く脱却しましょう。脱却する方法は1つしかありません。それは、リサーチすることです。
 
まずは、自分のビジネスのターゲットとしたい人、ターゲットとなりそうな人を見つけ、直接話をするなりして、彼ら、彼女らのことをよく深く知るようにしましょう。あまりに多くの人が自分自身のことや、自分の商品・サービスのこと、それらすべてについて言いたいことばかりを考えていて、「誰」が一番自分の提供する商品・サービスを必要としているか、受け入れてくれるか、熱心に求めているか、簡単に連絡が取れるか、といったことを考えていません。
 

メッセージ

あなたの誰が決まれば、その「誰」をあなたに引き寄せなければいけません。引き寄せるにはそれなりのエサが必要になります。DRMにおいてそのエサとは2つのものを意味します。それは、
 
・メッセージ
・オファー
 
です。あなたがオファーする”もの”は景品の場合もあれば、情報や無料のサービス、又はなんらかの保証の場合もあります。多くの人は、せっかくお金と時間をかけて広告やマーケティングを行っても、あまりうまくいきません。その理由は、引き寄せたい獲物に対して、
 
・まったくエサを置かない(主に大企業が行うイメージ広告やブランド広告)
・お粗末なエサを置く(退屈でつまらない、魅力に欠けるエサ)
・間違ったエサを置く(そもそも、ターゲットが欲しくもなんともないエサ)
 
からです。ほとんどのビジネスで行われるマーケティングは、洋服でいえばフリーサイズのように、誰にでも合うようにできています。そして、ほとんどのマーケティングは万人向けの小冊子、1つのカタログ、1つのウェブサイトといったように汎用の手段が好まれます。しかし、フリーサイズがすべての人にフィットすることはありません。でも、本当に必要なのは、オーダーメイドなのです。あなたのビジネスの相手にとって魅力的なのは、「私だけに送られるメッセージ」です。メッセージを作るときは常に「それは相手にマッチしているか?」について考えなければいけません。
 

メディア

あなたが広告を検討する時のメディアって選択肢は無数にあると思います。では、何が良いメディアで、何が悪いメディアなのでしょうか?わかりますか。最近流行っているからSNSやFacebook広告が良いとか思っていますか?残念ながら、その答えはありません。ビジネスによっていい悪いが違います。
もし、僕がこの質問に答えるのなら、「あなたがメッセージを届けたいお客様はどのメディアに注意を払い、反応しますか?」ということになります。
先程の言いましたが最近よく、
 
・ファイスブック活用術
・You Tuberになる方法
・フェイスブックで儲ける方法
・ラインをビジネスに活用する方法
 
のような書籍が多数出てきていますが問題はメディアそのものではなく、その使い方にあります。1つだけ確かなことは、メッセージを送ることに使えないのなら、そのメディアはやめておいた方がいいということです。
あなたがやるべきことは、1つのメディアに依存するのではなく、できるだけ多くの異なるメディアを使う経験を積み、効果的な使い方を身につけられるように努力することです。
ほとんどの人は怠けがちで、お客さんを得るのに1つか2つ、あるいは3つ程度の方法だけに依存しています。しかし、これでは、市場の変化や競合の参入、政府の規制など、ビジネスの変化が起こったときに、対応することができなくなってしまいます。
常に、「ターゲットが注意を払っているメディア」について意識しながら、様々なメディアを試していきましょう。
 
今までと同じ行動をして違う結果は出ません。
あなたは売上げを上げるために何を変えますか?

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