今日から工事が始まるお客様のお宅へ向かいました。仮設足場の業者が入るのでその業者との打合せも兼ねてお客様に挨拶しに行きました。昨日のうちにお客様への挨拶は済ませてありますが、朝改めて伺いさせていただきました。

 

玄関の扉を開けて声をかけても返事がありません。もう一度少し大きな声で「こんにちは」と声を掛けました「・・・」が返事が全くありません。外の畑に目を向けるとキュウリの棚に何やら動きがあったので、「あー畑かぁー」と思い。畑に言って声を掛けました。

 

お客様のすぐそばにはかご一杯のなすとキュウリがありました。そのかごを見ながら「あんたキュウリもっていくか」と聞かれましたが、自分の家でも母親が野菜を作っているので、遠慮させてもらいました。

 

それにしても、暑い毎日が続いています。もう夏本番で、夏野菜がおいしい時期になってきました。キュウリになすなんて代表的な野菜ですね。そんな夏野菜なんですが、けっこうみなさんが作っていらっしゃっいます。特に産直売り場に出して売っているわけではないので、とれた野菜は自分たちで食べているのですが、それが大変なことになっています。

 

野菜たちの育つスピードに人の消費が追い付いてきていません。旬の夏野菜たちはどんどん育ってきます。そんな旬の食材なんですが、食べられないで畑の隅でたい肥になっています。近所に配るといってもみなさんが作っていらっしゃるのでいらないんです。

 

これって広告宣伝でもいえることです。現在広告で旬というと、SNS（Facebook・ツイッター・インスタグラム・LINEなどなど）なんでしょうか。SNSの様々なセミナーや書籍・教材などが販売されていています。あなたも興味を持ったり、実際にやっているかもしれませんね。

 

それを悪いとは言いません。いいませんけど、それにあまり力を入れすぎるのはどうかと思います。野菜の旬と同じで、周りの同業他社も当然同じことを考えています。そして、やり始めているかもしれません。その中だと、あなたのSNSの広告も埋もれてしまうかもしれませんし、他社よりも良くしたいのであればお金もかかるかもしれません。

 

それで、売り手であるあなたはいいかもしれませんが、買い手であるお客様が野菜のように大量の同じような広告をみてどう思うのでしょうか。拒否をしているかもしれません。またはうんざりしているかもしれません。

 

逆に同業他社である周りが全然注目もしていないような昔ながらの広告媒体の方が新鮮に感じられて反応がいいかもしれません。反応がそこそこでも、その媒体があなただけだったらそんな良いことはありませんよね。SNSで激しい競争してお客様も獲得するより、違う媒体で楽にお客様を獲得できた方が良いに決まっています。