今日はあなたのゼロポジションはどこ?ということでお話ししていきたいと思います。まず、ゼロポジションとは何なのかということですが、ゼロポジションとは損益分岐点のことを言っています。損益分岐点は、あなたもご存知の通り収益と費用がゼロになる金額のことです。そこで、あなたの損益分岐点について詳しく話をしてきたいと思います。
損益分岐点とは
損益分岐点とは、簡単に説明すると収益と費用が等しくなって、損益がゼロになる売上高。売上高がこの点以下では損失が生じ、それ以上になると利益が生じる。【引用先:デジタル大辞泉】
あなたはご自身の商売で毎月の損益分岐点を把握していますか?これを把握するには。費用がいくらかかるのかを把握しないと損益分岐点は出てきません。その経費をあなたは毎月ごとにいくらかかるのか把握していますか。前月末に翌月の経費の予測を立て、損益分岐点を導きだし、その月の売上高は最低いくら出さなければいけないのかということを把握する必要があります。このことをきちんとやって数字として客観的に見れるようにしておかないといけません。売上げが順調に上がっていれば問題ないですが、上がっていない場合は損失を出してしまう可能性もあります。
経費の予測を立てる
前項でも話しました。毎月の経費を予測するということですが、これは売上げを立てるのにとても必要なものです。経費の中でも毎月金額が決まっている固定費と月によって支払いが変わる変動費があります。固定費については毎月決まっているので問題ないですが、変動費についてはある程度の余裕を持って経費を予測する必要があります。前月末までに翌月の支払いをする請求書が手元に届くのであれば、予測も簡単ですが届かない場合でも経験値から少し多めの金額を見込んでおくとことをおススメします。この経費を予測することが損益分岐点である売上高を決める重要な数値になります。
経費から売上高を逆算
その月の経費予測が立てば、逆算して売上高を算出することができます。それを最低限の売上目標にしてください。当然ですが結果として、その売上目標より低かった場合は損失ということになります。その場合は罰として自分の生活費から、その損失を補填してください。生活費が少なくなるということです。これは結構身に来る罰だと思いますので、絶対に最低限の売上目標はクリアするんだという意識を持ち、商売に励んでいただきたいと思います。最低限の売上目標という話をしましたが、もう一つ最高の売上目標も設定しておいた方がいいと思います。最高の売上目標の設定の仕方は、最低限の売上目標を75%にした場合の100%を最高の売上目標にしてください。そして、最高の売上目標を達成した時には自分に何かご褒美を設定しておいた方が、あなたの気合も入ることでしょう。
数値を設定する習慣
今まではどうだったかわかりませんが、あなたも個人事業主であれば今までよりももっと数値を意識した商売をした方がいいと思います。先にあげた経費もしかり、損益分岐点もしかりです。数値を把握しようとすることで、あなたの過去と現状と未来を意識することができ ます。商売をやっているのですから、損失を出さないようにというのはあると思います。結果的に損失になったのではなく、損失を防ぐために事前に数値を把握しておいた方が、対策も取りやすいですし施策も考えられるんです。たった、これだけのことなのかもしれませんが、これをできている人はなかなかいないようです。商売をやっているので感覚で物事を把握しないでください。あくまでも数値で客観的に明確に今の現状を把握することを心がけることによって、あなたは商売を継続できるものにできるんだと思います。
最後に
最後の方が少しお題とずれてきてしまいましたがすみません。でも、商売において重要なことを話したつもりです。次回は、数値について違う観点から話したいと思います。
コメント