ライバルと違うことをやる

ライバルと違うことをやる マーケティング
ライバルと違うことをやる
 
同業他社の成功していそうな施策はあなたも気になるかもしれません。実際にあなた以外の同業他社がその施策を真似して取り入れるかもしれません。でも、あなたは決して同じことをやらないように気をつけてください。どうして同じことをしてはいけないのか。それは色々な理由がありますが、一番の理由は、それが成功していそうという不確実なものだからです。その施策が儲かるものかどうかあなたには分からないはずです。それは内部の人間でないとわかりません。裏側の行動まで全てわかった施策でなければ真似をしてもあなたは決してうまくいきません。そのことについて詳しくお話しします。
 

あなたが見ていることが全てではない

あなたが見ている部分は、お客さまと同じ部分であり全てではありません。例えば、ライバル店が価格を下げてお客さまがたくさん来ているという客観的な事実があるとします。価格を下げてお客さまがたくさん来るのであれば同業他社であるあなたが感じることは、「俺もその価格に下げればお客さまがたくさん来るかも、、、」と思うかもしれません。ただし、あなたが目で見ていることは表面的なことであって内部の隠れているところでどんなことをしているのか。どんな戦略があって、どんなフローでどんなトークを用いてやっているのかなどは、あなたが実際に体験してみなければわからないことです。
 

価格を下げるのは誰でもできる

最近、私の住んでいる街でも何がきっかけなのか分かりませんが、続々と整骨院や整体院などの治療やマッサージの店舗が続々と開業しています。ここまで多く同業種の店舗が多くなってくると始まってくるのが価格競争です。その価格競争ですが、何も考えなければ、この価格競争にのって価格を少しずつ周りを見ながら下げていくのだと思います。でも、それは愚策です!とはっきり言っておきます。お客さまの観点からすると安くなるのでとても嬉しいのですが、経営者の観点から言うと何も考えていない小学生でもできる施策です。価格を下げるということは本当に何も考えず、ただただあなたの利益を削る行為です。やろうと思えば誰でもできます。後はどこまで体力がもつかということだけです。
 

逆張りをする「コントラスト」

あなたがやることは違います。あなたがやることは周りが価格競争で価格を下げる傾向にあるならば、あなたは反対に価格を上げることを施策として考えます。なぜ同調せずに逆張りをするのかというと、それは、「コントラスト」です。ただ単に違いが生まれます。価格が安いお店の中に唯一価格が高いお店としてあなたのお店が存在するとお客さまは、あなたのお店を高いお店という認識を持ちます。そして、勝手になぜ高いのかという理由を探してくれます。技術があるから腕があるからなどなど自分の納得するような理由をお客さまが勝手に考えてくれます。そういうお客さまは価格の安いお店で満足できなかった方たちです。そういうお客さまが他より高い価格設定のあなたのお店にやってきます。
 

あなたの知らない裏側の施策

価格を高く設定するということは、それなりの良質なお客さまが来店してくれるということです。価格を安く設定した場合では、どうしても価格相応のお客さまが来店します。価格の安い場合はお客さまの質もあまり良くありません。ちょっと余談でした。
価格を高く設定しているとお客さまは敷居が高いままので一向にその敷居をまたいでくれることはないでしょう。そこで考えるのが、今まで出てきたお試しという考えです。価格設定が高いので、初回の方限定で正規の価格から何%割引した価格で試してもらうことです。そして、気に入れば次回からは正規の価格になるということを伝えて、次回どうされるのか、会計の時に聞かれれば結論はもうでますよね。次回継続してきてもらえるようにリピートの施策だったり、リピートに繋がるトークだったり、特典だったりを最適な流れの中でお客さまに提案することで正規の高い価格でリピートしてもらう。この中身の部分に関しては、周りのライバル店では分かりようのない特別な施策になっています。
 

最後に

今回は治療家店舗の内部施策についてさらっと取り上げてみました。これは異業種でも真似できる施策です。私の業種はちょっと違うのでという言い訳をされる方もいるかもしれません。そういう方はやらなければいいと思います。今までと何も変わらない。売上げも変わらない、利益も変わらない、行動も変わらない。口で変わりたいと言っているだけその先に何があるのでしょうか。
 
今までと同じ行動をして違う結果は出ません。
あなたは売上げを上げるために何を変えますか?
 

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