商売は売上げより利益を上げること

商売は売上げより利益を上げること マーケティング
商売は売上げより利益を上げること
 
数字はあなたの商売を客観的に表しています。その中でも利益は最も重要な数字になります。今日は昨日に引き続き数字についてお話しします。まずは、あなたに質問です。
 
先月の利益はいくらですか?
 
個人事業主の方は本当に数字が嫌いな人が多いのであえて聞いてみました。このくらいは計算しているよ!とか全然何もやっていないと様々な回答があると思います。本業であるリフォーム業の職人たちは確定申告の時にしかやらないみたいです(笑)。あなたはそんなことないようにしてくださいね。こんなことができるのも利益率が高いからこんなことができるんであって、お店を経営している方はこんなことはやらないでくださいね。何の商売をやるにしても、一番大事なのが利益です。利益からしかテナントの賃料や光熱費・人件費・仕入れ・生活費の支払いは出来ないです。なので、せめて利益くらいは把握しておかないとあなたの商売の状況が客観的に見ることができません。利益のみが今のあなたの商売の状況を判断することができます。
 

あなたは何で比較しますか?

いきなりですが、大体会社が公表しているのは売上げがほとんどだと思います。そして、その売上げを見て「この会社すごく売上げている!儲かっているんだなぁ」とあなたも思うでしょう。でも、例えば、年商1億円の会社でも利益が1千万円しかない会社と年商3千万円の会社で利益が1千万円の会社では、年商3千万円の会社の方が状況的にはいいのはわかりますか。後者の方が健全な会社運営ができています。こういう風に考えると会社自体は売上目標を掲げて頑張るよりも利益目標を明確に掲げた方が良いことに気づきませんか。これは個人事業主の方が切実なはずなんです。私もつい2年前までこんなことまで考えていませんでした。いま考えると非常に恐ろしいことです。
 

得たい利益から目標を設定する

こう考えるとはじめに自分が欲しいお金=利益を決めてそれを達成するためには、どのくらいの売上げを上げないと目標の利益に届かないかという金額がわかるかと思います。それを売り上げ目標に定めるのはすごくいい目標の立て方だと思います。この方法を教えてもらってからは毎年の目標はこの方法で立てています。創業1年目はこの目標の立て方は難しいですが、2年目以降はこの方法で年間売り上げ目標を立てることができます。
4月を前にして年度で計画してみてもいいのではないでしょうか。
 

あなたが把握できる表を作成

利益を把握するということは、収入と支出がわからないと算出することができません。細かく言うと、どこ(誰)からの収入がいくらで、どこへいくら支払ったのかを明確にする必要があります。なので、自動的に帳簿が出来上がってくるわけです。ここで帳簿といいましたが、そんなに堅苦しく考えないでください。誰も財務上の帳簿を作成しろといっているわけではありません。あなたがきちんと収入と支出が把握できる表を作成すればいいだけです。銀行用とか確定申告用とかではなく、日々あなたがお金の状況を把握できるものです。それに決まりはありませんしルールもありません。もしあるとすれば、あなたがやりやすく、見やすいものがルールになりますかね。ちなみに、リフォーム業をやっている私は毎日お金の出入りがあるわけではありませんので、収入と支出を週間単位で管理しています。
 
今までと同じ行動をして違う結果は出ません。
あなたは売上げを上げるために何を変えますか?
 
 
 

コメント