広告によく見られるのが会社名や商品サービス名などをトップ、目立つ場所に持ってきているものをよく見かけます。なぜトップに持ってきているのか。何となく分かる気がしますが、その広告にかかる費用は無駄になっているのをあなたは知っていますか。会社名や商品・サービス名でお客さまは購入するかしないかを選んでいるわけではありません。それではお客さまは、何で購入するのかしないのか決めているのでしょうか。
売り手側の気持ち
個人事業主である売り手側のあなたは、会社名や商品・サービス名などを目立つところに出して、お客さまに知ってもらったり、問い合わせしてもらいたいと思って、広告のトップに出しているはずです。ところが、お客さまはというと会社名や商品・サービス名などで購入するかしないかを決めているわけではありません。どちらかというと会社名や商品・サービス名などはどうでもいいんです。会社名や商品・サービス名などを一番に考えて商品を買わないからです。会社名などは有名な所だと信頼性ということで決めるかもしれません。しかし、我々個人事業主が会社名や屋号をトップに置いても、それが商品やサービスを購入する決め手とはなりません。では、お客さまは何が決め手となって商品やサービスの購入を決めるのか。
買い手側の気持ち
お客さまが商品やサービスを欲するということは、何かに悩んでいてそれを解決したいと思っているということです。何も考えないで商品やサービスを購入するということはありません。少額の場合は例外があります。でも、ほとんどの場合は何かに悩んでいて、それを解決したいがためにあなたの商品やサービスを購入しようとします。なので、あなたの商品やサービスは私の悩みを解決してくれるものなのか。どうかという目線で検討をしているのです。このお客さまの気持ちがわからないとあなたの商品やサービスを売ることはできません。
会社名や商品名は二の次
先ほども言いましたようにお客さまは何かに悩んでいて、その商品やサービスで解決できるのかということを見極めています。なので、会社名や商品・サービス名を広告の目立つところに配置しても何の役にも立っていません。むしろ、私に関係ないと思ってしまい広告をスルーする確率の方が高いです。その1番目立つところには、お客さまの気持ちだったり、お客さまがあなたの商品やサービスを使った後、どんな未来が待っているのかを伝えてあげることです。それによってお客さまは想像してくれます。正直な話、会社名や商品名はなくてもいいのかもしれません。ちょっとこれは言い過ぎました。会社名は信頼性がなくなってしまうので無いのはまずいかもしれません。でも、あながち言い過ぎではないです。
最後に
広告に載せる会社名や商品・サービス名などは、空いている所に小さく書いておけばそれで事が足りるはずです。それよりも大切なことを大きく分かりやすく載せた方が何倍も効果のある広告になります。お客さまは自身が悩んでいることを解決したいために広告を見たり、商品やサービスを物色しています。その中で「これは良さそうだなぁ」と思える商品やサービスにお金を払うのです。
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