安くすれば売れると思っているあなたへ

 

商品やサービスを安くすれば売れる。または、安くしているという個人事業主の方たくさんいると思います。ただただ安くして販売しているだけでは商売は続きません。そこには戦略が必要です。それに安くするということは利益を薄くするということです。なので、商品が順調に売れたとしても忙しくなるが、利益は少ない状態なので売れば売れただけ体が疲弊していきます。これってあまり精神的に良くはないですよね。少し話がずれましたが、、、。

 

あなたは商品やサービスを安くすればお客さまが買ってくれると思っているはずです。なので、実際に安くして販売している人もいることでしょう。しかし、実際にお客さまは安くすれば買ってくれるのでしょうか。確かに日用品などのコモディティ商品に関しては、安くすればそれに反応してお客さまは購入してくれると思います。しかし、それはライバル店も同じ考えだと双方で価格の安さを競争するようになってしまいます。それってとても危険な商売だと思いませんか。価格を安くすると売れるという考えは小学生でもできます。あなたは小学生でもできるような施策しかできないのでしょうか。商品やサービスを安くして販売しても決していいことはありません。

 

実際にはありえませんが、心臓手術通常100万円のところ今だけ10万円という広告があったら、あなたは自分や身内のために心臓手術の依頼をするのでしょうか。ほとんどの方は購入しないと思います。それは心臓手術が10万円といういかにも怪しいく、信頼できない安さだから依頼することができないのではないでしょうか。

 

高級ブランドのシャネルやエルメスのバッグ通常販売されている金額が100万円の場合、今回5個限定で10万円で販売します。という広告があったとした場合あなたはこの10万円の高級ブランドのバッグを購入しますか？偽物でも構わないよということで買う人がいるかもしれませんが、通常100万円以上するバッグが10万円で売るとやっはり疑問や不安などの気持ちが生まれてきます。

 

あなたが間違っているのはお客さまは安くすれば買ってくれると思っていることです。実際お客さまは決して安いから買うわけではありません。上の例は極端かもしれませんが、いくら価格重視の考え方であっても安いから心臓手術は受けないですよね。

 

またまた極端な話ですが、原価1,000円も壺もお客さまが、その壺に価値があると思えば100万円を出しても買うということです。人それぞれに価値観は違いますが、100万円出しても欲しいとか、100万円以上の価値があると判断すれば原価1,000円も壺でもお客さま喜んで100万円を支払います。あなたの商品はお客さまがどのような価値があると判断されているのでしょうか。安売りするということはあなたの商品の価値をあなたが落としているということです。であればあなたは、あなたの商品をお客さまの価値あるものだと伝える必要があります。

 

商品を安くすることは簡単です。利益を削る決断をすればいいだけですから、でもあなたがやることは違います。商品の価格を高くすると決断することです。そうするとどうやったら高くできるのか頭を使うようになります。商品の価格を高くすることによってあなたに利益以外のものが手に入ります。それはまた後日お話しいたします。

 

 

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