商売を続けるには数字を把握

商売を続けるには数字を把握 マーケティング
商売を続けるには数字を把握
 
個人事業主の方は数字を苦手としている方が大勢いらっしゃいます。その苦手意識があるのか商売に関する数字をあまり気にしないという方がいます。これは結構ヤバイです。常に数字を把握しとかないとあなたの商売が順調なのか。そうでないのかが分からないままやっているということです。あなたの商売がヤバイ状態であれば対処もできますが、ヤバイかどうかさえ分からないのではその対処もできません。だから、訳がわからないうちに商売が終わっているということになりかねません。 右肩上がりの時のように毎月毎月売上げが上がっているのであれば問題ないかもしれません。しかし、あなたの周りにどれだけこのような状態の個人事業主の方が存在するのでしょうか。あなたも少し数字を意識するようにしてみませんか。
 

売上重視か利益重視か

サラリーマンの時にいた会社では売上げを重視していました。これは支払いのために売上げを求めていたものです。でも個人事業主で商売を継続していくには、売上重視ではヤバイので利益重視した方がいいでしょう。売上げは関係ないと言っているわけではなく、売上金額も当然大事なのですが、より個人事業主の方は利益重視にシフトした方がいいです。 どうして利益なのかというと、利益というのは売上げから原価を引いた数字であり、そこから経費やあなたの生活費になるお金を確保します。あなたの商売が原価率の高いものであれば、当然利益が薄くなってしまいます。そうすると経費に使えるお金や生活費に使うお金などを確保するには売上げを多くあげないとそのお金が算出できません。それ自体を分かっていない個人事業主の方がたくさんいるということです。
 

商売の損益分岐点

損益分岐点とは、プラスマイナスゼロのことです。つまり損益分岐点=利益ゼロです。売上金額から原価を引いた利益と経費がプラスマイナスゼロになる金額のことです。この金額より下がったら赤字になり、この金額より上がったら黒字になります。あなたの毎月の損益分岐点はいくらなのか把握していますか。これを把握していない方はたくさんいると思います。長年個人事業主をやっている方であれば経験則で大体このぐらいという金額は想像できるかもしれません。開業して間もない個人事業主の方であれば損益分岐点を把握している方はそんなにないと思います。けど、この数字はダイレクトにあなたの商売を継続させるための数字でもありますので必須の数字です。
 

商売は数字が命です

先にも説明しましたがまだまだあなたが知ってほしい数字ってたくさんあります。数字が嫌いな方にとっては苦痛かもしれませんが、苦痛だからといってほっといてもいいものではありません。商売をする上で数字は売上げに関することだけではありません。集客に関する数字であったり、雇用に関することであったり常に数字が付きまといます。これを感覚的に行っていたのではハッキリ言ってあなたの商売は長続きしません。本当に数字が嫌で関わりたくないと言うのであれば、費用はかかってしまうかもしれませんが専門家に依頼することも一つです。
 

最後に

今日は商売の数字についてお話ししましたが、何も数字を税理士や会計士などに任せなさいと言っているわけではありません。税理士や会計士などに任せてしまうと決まったやり方でしか数字を出さないので帰って大変になると思います。エクセルなどの表計算のソフトを使えばあなたが把握できる商売で安心できる数字を出すこともできます。私もエクセルを使用して自分独自の数字や商売を把握するための数字を出して把握しています。これは一般的なものではなくて私自身が安心できる数字だったり表になっています。決して財務上の数字を把握してくださいと言っているのではありません。あなた自身が資金繰りや利益・経営状態を把握できればなんでも良いと思います。
 
今までと同じ行動をして違う結果は出ません。
あなたは売上げを上げるために何を変えますか?

コメント