商売の損益を把握する方法

マインドセット
 
まだ創業が浅い方やお金の計算が苦手な方は、
あまりやりたがらないことの一つなのがお金の計算です。
 
 
このお金の計算ですが、
これをきちんとしておかないとせっかく、
あなたがやっている商売が長続きしなくなります。
 
 
なぜ、お金の計算が大事なのか今日はお話しします。
 
 
 

売上=利益ではない

 
まずは、最も基本的なことですが、
見出しのように言ってしまうと
「当たり前のことだろう」と言われるかもしれませんが、
このことをあまり分かっていない方が、
個人事業主の方には大勢いらっしゃいます。
 
 
 
あなたはご自身の商売お金の事を
きちんと分かっているでしょうか。
売上=原価+利益で成り立っています。
そして、もう少し細かく分解するとこうなります。
 
売上=原価+利益(経費+給与)
 
この時に、スタッフなど雇っている場合の
人件費は経費の中に入ります。
販売するにあたりかかる広告費なども経費の中に入ります。
 
 
この計算式を見てもらえばわかるように
売上から商品やサービスの原価を差し引き、
そこから人件費や広告費・光熱費などの経費を引きます。
 
 
そして、最後に残ったのが、
あなたの給与(生活費)などに充てられます。
前提としてこれを理解することが大事です。
 
 
よく個人事業主で、これを理解されていない方は、
売上が上がったからすぐに自分で使ってしまい、
後になって支払いに苦労するという方がいらっしゃいます。
 
 
そういう方は、きちんとお金の計算が出来ていない。
または、把握できていないからそういう行動をしてしまうのです。
 
 
 

損益を把握する

 
損益というのは字のごとく損失と利益。
費用と収益という意味です。
 
 
あなたの商売で、損益を把握することで
資金繰りを円滑にすることができます。
また、損益を把握することで
あなた自身の精神的不安などが解消されます。
 
 
お金の計算が面倒くさいとか、
苦手ということで遠ざけるのではなく、
少し時間がかかっても良いので損益を
理解するように努めてみてください。
 
 
その時に問題になるのが、把握する期間のことです。
私が推奨するのは、週単位でまとめて、
月単位でも把握できるようにするといいです。
職種によって日々売上が上がるのであれば、
日単位の損益の把握もできるといいかもしれません。
 
 
商売は、商品やサービスを売ることも大切ですが、
お金の管理をきちんとすることもとても大切なことです。
お金(利益)が残らないとあなたの商売も
継続することはできません。
 
 
なので、きちんとお金のことは把握するように努めて下さい。
中にはこんなこともあります。
 
 
黒字倒産という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
数字上の損益では、黒字の状態であるにもかかわらず、
資金繰りの関係で倒産してしまうことです。
 
 
月単位で考えた場合、
月間で売上が100万円見込める状態でも、
それが月末に入金予定される。
でも、20日に支払いが70万円あるとなった時に
そこに支払うお金がない状態になるということです。
 
 
これが、お金の事をきちんと把握しておくと、
事前に20日前に70万円を用意して
おかないといけないことに気が付くことが出来れば、
こういうような事態を回避することもできます。
 
 
 

最後に

 
あなたの商売の損益を把握することで
事前に売上や支払いがわかり、
利益もおおよそ分かるようになります。
 
 
お金の流れを把握することができることにより、
色々と計画が立てられるという利点も生まれますので
お金の管理はきちんとできるようにしてください。
 
 
 

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