お店を知らないのに売上げって、、、

 

東京の神田にて、、、

 

東京にセミナーを受けに神田まで行った時のことです。ある貸会議室で開催されているんですが、その日は日曜日にもかかわらず珍しく上の階でもセミナーが開催されていました。何のセミナーなのかは別に興味が無かったので気にも留めませんでした。私の出席したセミナーが終了したので、エレベーターを待っていたのですがなかなか降りてこないんです。どうやら、上の階のセミナーも同じ時間に終了したらしくエレベーターが一杯になっていたようです。ビルの外で懇親会に行くために待っていると、どこかで見たことのあるような顔を発見しました。以前、別セミナーで一緒にチームを組んだ方がたまたま上の階のセミナーに参加されていたらしく、本当に偶然お会いしました。半年ぶりでしょうか？最初は、見たことがある人だとはすぐにわかったんですが、名前がすぐに出てきませんでした（笑）。

 

私はこんなことはしょっちゅうです。あなたはどうですか。顔は覚えているけど、名前までは、、、。みたいな感じです。これって、そこに本人がいるから名前が思い出せないんです。本人もいない状態では、当然名前も顔もわからないし、たぶん浮かんですら来ません。これは、あなたのお店にも言えることなんです。あなたのお店は、道路沿いにあったりしますか。交通量の多いところですか。目立つところにありますか。でも、あなたのお店のことなんてすぐに忘れているんですよ。あなたのお店を通っただけ、見ただけで人はあなたのお店を覚えてなんかいません。

 

それ以上に1回あなたのお店から商品やサービスを買ったお客様でさえあなたのお店のことなんか忘れてしまいます。1回購入した人がその後来ない理由の1位があなたのことを忘れているんです。これは、私が言っているんではなくて、キチンとした機関が調査した結果です。数値は忘れてしまいましたが、確か65％か85%の人があなたのことを忘れているそうです。チョット話がそれましたので元に戻します。

 

あなたのお客様になろうとする人は、日々忙しく生活を過ごしています。あなたのお店の前を通った瞬間は、ここにこんな店があるんだと認識はしてくれるかもしれませんが、それは、次の瞬間に消えています。人は忙しいんです。あなたのお店のことなんで「覚えていない」と認識してください。

私のお客様でこんな方がいました。お客様の半径500mのところに建築会社があるんですが、私に仕事の依頼が来ました。そのお客様に近所に建築会社があるんですがと聞くと、知らなかったと答えが返ってきました。その会社は創業70年でした。ちなみに、私のことを知ったきっかけは1年くらい前に折込んだチラシでした。

この話でも分かる通り、長くやっているから、目立つところにあるからとかは関係ありません。それはあなたが自意識過剰なだけです。

人はあなたのお店やあなたのことを知らないんです。それを前提であなたはまず売上げを上げるために何をしますか。